【MHWβテスト】全武器雑感

ありましたね、こんなブログ

とはいえ、書きたいことは溜まってきてるのでまずは先日実施されたモンスターハンター:ワールドのβテストのことを話します。

 

過去作では、毎クエスト武器を持ち替えるほどの多武器使い(そんな言葉があるかは知らない)なので、今回のβテストでも触りましたよ、全武器。

と言うわけで、触ってみた感想を全武器分書きます。

あと、ここを読んでる人では一人も居ないかもしれないけどシリーズやったことない人向けに、どんな感じのアレなのかも書くので参考にしてください!

(1つ目を書いた時点で文字数多くなりすぎてクソワロタので後でゴッソリ修正しました)

 

 

大剣

ご存知、モンスターハンターを象徴する武器。身の丈程もある刀剣はまさに男のロマン。初代モンスターハンターより皆勤賞。

過去作では、抜刀斬り→回避→納刀を繰り返す、通称『抜刀コロリン』戦法がお手軽かつ強力だったために、その印象が強い人も多いんじゃないでしょうか。

少ない手数で大きなダメージを与えられるため、初心者にオススメされることが多い武器でした。

というのも、MHWでの大剣は一二を争うと言えるほど大きな追加や変更がなされており、中でも溜めをキャンセルしつつスーパーアーマーで攻撃を耐えながら攻撃できる『タックル』、激烈な攻撃力を誇る『真溜め斬り』を使って戦う武器になっていると思います。というかそれをしないと火力不足に陥りがち。

真溜め斬りは縦斬り→強溜め斬り→真溜め斬りのように、もともとあった強溜め斬りの、更に上の段階の溜め斬りに当たります。上述の流れをそのまま連携として繰り出せる他、溜めをキャンセルして出したタックルの後は次の段階の溜め斬りに移行できます。つまり、溜め斬りキャンセルタックル→強溜め斬りキャンセルタックル→真溜め斬りといった連携で比較的素早く真溜め斬りに移行できます。キャンセルキャンセルって、なんだか小難しい格ゲーの話みたいになってきましたね。今までのシンプルな大剣とは比べ物にならないほどアクションに手が加えられているので戸惑う人は多いかも。

太刀

 大剣を細く靭やかにし、一撃の威力よりも手数の多さを増やしたような武器。ナンバリング2作目、モンスターハンター2(dos)より登場。

過去作では、その見た目や動きの格好良さからキッズに大人気な反面、広い攻撃範囲が仇となり周りのパーティメンバーを転倒させ続けてしまう迷惑プレイヤー所謂『太刀厨』が流行したことも。 

今作では、攻撃を繰り出すことで溜まっていく練気ゲージを使って刀身にオーラを纏わせ、徐々に火力アップしていくというMH4系の動きを踏襲しつつ、特徴的な2つの新技が導入されています。

一つ目は『見切り斬り』。言い辛いですね。ミキリギリ。連携の間ならばいつでも繰り出すことが可能な技で、素早く後ろに退いた後に突進して一閃するというモーション。後退中はモンスターの攻撃を受け流す性質があるので、咄嗟の回避技として優秀。繰り出す際に練気ゲージを全て使用してしまうが、受け流しに成功すれば練気ゲージが瞬時にマンタンに!ブレイヴ太刀のカウンターをマイルドにしたような調整。流石にあれはやりすぎた

二つ目が『気刃兜割り』。始動技である『気刃突き』がヒットした後、オーラが白(一段回目)以上だった場合に派生する大技。突き刺した刀身を軸に大ジャンプした後、降下と同時に刀を振り下ろし、飛ぶ斬撃もかくやという攻撃範囲の衝撃波で攻撃する。刀の動きからワンテンポ遅れて発生する斬撃エフェクトがこれまたキッズに人気が出そう。この技の変わった性質は、ヒットするとオーラの段階が1つ下がる代わりに、一定時間練気ゲージがジワ増えしていく状態になるというもの。オーラが時間経過でレベルダウンする寸前に当てられるといい感じかも。衝撃派は多段なので、属性武器との相性が良い。

複雑な連携もなく、新要素を使わなくてもある程度は戦えると思うので、昔太刀使ってたって人には間違いなくオススメできる武器かと!

片手剣

小振りな剣と盾が1セットになった武器。高い機動力を誇り、敵の小さな隙をついてガシガシ攻撃できる。

その武器の小ささから、抜刀したまま各種アイテムを使用可能。なんと今作の目玉要素であるスリンガー』も抜刀したまま使用可能

モーションの変更や追加は地味なものが多いものの、βテストをやってみた感じではスリンガーを瞬時に使うことができるのは相当なメリットに感じました。

大きな変更点はバックステップ溜め斬り。溜め斬り自体はMH4からのモーションですが、それがヒットするとモンスターを踏み台に大きく飛び上がり、下降する際に剣か盾で攻撃できるものになっています。従来の段差を利用した攻撃に近いかな。

とにかく操作しやすいことがウリになっている武器なので、文句なしに初心者にオススメできる。(盾コンの味方吹っ飛ばしもなくなってるよ!

双剣

片手剣から盾を捨て、両手にそれぞれ剣を持った攻撃的な武器。片手剣から受け継いだ機動力と他の追随を許さない圧倒的な手数で、とにかく素早く動いて攻撃しまくりたい人に好評。初代の拡張版にあたるモンスターハンターGより登場……かと思いきや、実は海外版の初代からの逆輸入武器。

今作では大まかなシステムはスタミナが減っていく代わりに攻撃力を上げる『鬼人化』、その予熱で通常状態をも強化する『鬼人強化』などがあるMHP3仕様であるものの、モーションが大幅に変更、改良されておりとにかくカッコイイ。特筆すべきは『鬼人化』で、なんと発動中は双剣を逆手持ち(所謂リヴァイ持ち)。これにより全ての攻撃技のモーションが一新されている他、段差を使ったアクションである『空中回転乱舞』は大型モンスターに当てることで、その巨体に沿って転がりながら斬りつけまくるモーションに変化。これで巨人が相手でも安心。

あとは双剣そのものの変更ではないけど、『強走薬』の効果が"スタミナ無制限"ではなくなっています。スタミナを酷使する双剣には向かい風。

ハンマー

説明不要の打撃武器。比較的素早い機動性から繰り出される打撃攻撃は、モンスターの頭に当て続けることで目眩を起こす!

今作では『力溜め』の追加が大きい。溜め中に○ボタンを入力することで、納刀するか攻撃を受けてのけぞるまで強化状態になる。検証によると全ての技の威力が7%UPととんでもない上昇率。さらに、各種溜め攻撃のモーションが、MHXシリーズにおけるブシドースタイルの『強溜め』後のようなものに変更となる。そして全世界のハンマー使いが望んでいた『スーパーアーマー(軽い攻撃でのけぞらない状態)』付与も実現。乱戦で活躍できるハンマーがやっと見られるというわけ。

○ボタンで出すことのできる攻撃も見逃せない。割りと早い段階で告知されていた、公式の武器紹介動画の中でも一際話題を呼んだ攻撃モーションで、全力でハンマーを叩きつけ、跳ね返った反動で何度も何度も殴りつけるという殺意満点の技。蓋を開けてみればやっぱり強力で、スタンしているモンスター相手になら基本のコンボよりもダメージを稼ぐことができました。

狩猟笛

ハンマーのように殴りつけて打撃攻撃ができる他、『演奏』によって自分や仲間をサポートできる異色の武器。攻撃に使用するボタンに色の異なる音符が割り振られていて、それらの組み合わせで『旋律』を完成させ、演奏によって効果を発揮させる。

旋律を覚えないといけないというハードルから、初心者が手を出し辛い武器というイメージがある人は多いんじゃないでしょうか。今作では画面の上部に出ている情報が豊富で、もちろん旋律表も完備。どの技がどの音符に対応しているかも表示されているので、前よりは手軽に扱うことができそう。

MHWでは基本的な技のモーションは変わっていませんが、演奏周りのシステムに結構手が加えられています。まず、完成した旋律を3つまでストック可能に。演奏の際にどの旋律効果を発動するかはボタンの組み合わせで選択可能。これが結構画期的で、緊急事態に使わないといけない効果なのに咄嗟に出せずに産廃と化していたものがありましたがそういう時にもバッチリ対応可能(かも)。他にも、演奏攻撃の際に出る音波に攻撃判定が追加されていたり、細かい変更点は多数。

ランス

巨大な円錐型の槍、そして巨大な盾が一対となった武器。斬撃で繰り出される『線』の攻撃とは一線を画し、『点』で攻撃するのが持ち味。大きな盾に隠れつつ長いリーチを使って弱点を突っつくのはなんともサド心をくすぐられる。

今作では好評だった3のランスを踏襲しています。不評だったXのランスは踏襲していない。カウンター突きの派生元復活は、待ってたランサー(ランス使いのこと)も多いんじゃないでしょうか。

そして大きい追加点が『パワーガード』。カウンター突き中にボタン入力することで、どんな攻撃でもビクともしない状態になります。そしてガードを解き放つ際に高威力の突き技を繰り出すというもの。近年では、ランスのガード性能がモンスターの技の威力に追いついていないという悲鳴が各地で上がっていて、こういう技を待ってたんだよという感じ。

バツグンの安定感を誇る武器なので、今作でもソロプレイの強い味方になってくれそう。

ガンランス

ランスの槍に砲撃機構を取り付けた……というより、大砲に刀剣つけちゃいましたと言っていい豪快な見た目をした武器。

中折れする巨大な砲身から繰り出される砲撃、その火薬の匂いはまさに漢のスメル。シリーズを通して強力な武器になることは少ない傾向だが、ロマンの塊とも言える武器コンセプトに魅了される者多数。

で、今作MHW。正直、こんなに強くなっちゃっていいんすか?と言いたくなるくらいに様々な強化や改良が加えられている。(個人的に好きな武器なので長くなります

まず、操作系が凄い。MHP3でリニューアルされたガンランスはどこか鈍重で、火力を出すために嫌々振りの大きいモーションを使わざるを得ないという状態だった。しかし今回はそういった大振りなモーションは任意のタイミングで発動可能で、しっかりとモンスターの隙に応じて技を使い分けられるように。

そして何と言っても魅力的な新技の数々。

『竜杭砲』は、折れたガンランスからガシャンと出て来る"杭"を敵に打ち込むというもの。打ち込まれた杭は一定時間モンスターにダメージを与えた後に豪快に爆発。どこぞのロボットゲーから出てきたかと思わされるほどの格好良さ。一度使うとリロードするまで使えない。

『なぎ払い』は叩きつけから派生できる技で、ガンランスには珍しい高威力な斬撃技。ここぞという時に武器を使って弱点を攻撃できる技があるのは非常に嬉しい。ここから件の竜杭砲へ派生可能。

『クイックリロード』は厳密には新技ではないが、なんと一度に全ての砲弾を装填(従来は一発のみ)する。更に、ほぼ全ての技から派生して出すことができるようになり大出世。砲撃を全弾発射するフルバーストとの相性は最高。ただ、竜杭砲の杭はリロードされないので注意。

そして何より嬉しい変更点が砲撃で味方を吹っ飛ばさないこと!やった!やっとマルチプレイで砲撃をボコンボコンと撃ちまくれるぞ!

あまりにも強化しかなさすぎて、後が怖いです。

スラッシュアックス

高機動、長リーチの斧モードと定点攻撃が魅力の剣モードを使い分けながら戦うロマン溢れる変形武器。ナンバリング3作目、モンスターハンター3(tri)から皆勤。

通称、『スラッシュソード』。というのも、剣モードの火力が斧に比べて高いが故に、それしか使わないというプレイスタイルが強いとされてきた歴史がある武器なのです。

MHWこそは真の変形武器としてのリニューアルを!との声も多かったようですが……?

蓋を開けてみればスラッシュアックス新要素のほとんどが剣モードの強化。各種攻撃モーションに手が加えられた他、剣モードで攻撃し続けることで技の威力があがる強化状態も追加。おいおい、どうなってんだ……と思いきや、ありました。斧の利点。剣から斧へと変形攻撃を繰り出す際、剣モードの維持に必要なスラッシュゲージが一定量回復するように。あれ、結局スラッシュソードなんじゃ……。ともあれ、常に剣モードを維持し続けることはできないので、都度斧に切り替えて戦う必要のある武器になっていると思います。正直調整不足感は否めないけど、属性解放突きのエフェクトがカッコイイので、よし!

チャージアックス

剣と盾を持ち、それらを組み合わせて一つの巨大な斧とする武器。ナンバリング4作目、モンスターハンター4から登場し、モンスターハンター4Gではパッケージを飾る。

スラッシュアックスが変形武器ならば、こちらは合体武器。ガチャンガチャンと合体と分離を繰り返して戦う様は、出て来るゲームを間違えたんじゃないかと見紛うほどにスタイリッシュ。剣モードでビンにエネルギーを蓄積させ、斧モードで解放して戦うスタイルは健在。

で、今作です。こんなに強くなっちゃっていいんすか?part2。いや、とんでもなく強い。チャージアックス史上最強最高と言われるMH4Gの仕様を踏襲しているに留まらず、様々な強化や追加が施されています。

1番大きな変更点が『超高出力属性解放斬り』を使用しても『属性強化状態』が解除されなくなったこと。チャージアックスを知らない人が聞いても意味不明だと思いますが、こればっかりは全部説明すると長くなるのでご勘弁。ストⅤ勢に無理矢理説明するなら、リュウのVトリガー中に強化CAを出してもVトリガーが解除されなくなったって感じ。(伝わるかな……)これにより、溜め込んだビンをひたすら超高出力でぶっ放す戦法がβテストで猛威を振るい目下最強近接武器との評も。

更に、剣モードの強化状態も追加。ビンを盾にチャージする際に出せる新技を入力すると、一定時間剣にビン効果を付与。これが結構強力で、隙が少なく斧モードで立ち回り辛いモンスターから無理矢理スタンを取ることも。新技自体のダメージもかなり高いので、積極的に使っていける技になっています。その上ビン消費ゼロ

強力なガードポイントも健在で、攻守ともにハイスタンダード。弱点は操作やシステムが複雑なことくらいですかね。

操虫棍

ナンバリングの4作目のパッケージを飾ったことで有名。細長い棒状の武器と、『猟虫』という昆虫を使役して攻撃する。棍とは言いながら切断属性の武器。猟虫は攻撃した部位に応じて4種類のエキスを採取し、ハンターを強化する役割を持つ。また、棒高跳びの要領でセルフジャンプが可能等、独自の要素が多い。

比較的新しめの武器ということで変更点は少ない。かと思われた。

例によって、半年ほど前に公開された公式の武器紹介動画でとんでもない動きを披露し、全国のハンターの度肝を抜きました。『空中ダッシュ』を獲得したんです。セルフジャンプから空中ダッシュで宙を舞う。それこそが今回の操虫棍の大きな追加点です。ただ、バッタピョンピョンしてるとすぐに乗り状態に移行してしまうので、狩りのテンポを崩してしまいがち。今作は乗り中にも通常通りダメージを与えられるようになっているので、そこは救いかも。また、猟虫の操作に結構手が加えられており、狙った部位に虫を飛ばしやすくなっている点は単純に強化。

他とは違う空中戦を繰り広げたい人にオススメ!

ライトボウガン

ここからは遠距離武器の紹介になります。

読んで字のごとく、軽いボウガン。ヘビィボウガンと比べて機動力や扱える弾丸の種類に長け、プレイヤーの工夫次第で様々な戦法を取ることが可能。

今作ではボウガン系の操作系統が一新されTPSのような動きができるようになりました。歩きながら弾を撃てます。

大きな新要素としては、特殊弾の『起爆竜弾』があります。装填して放つとハンターの真下の地面に地雷をセットし、それに攻撃を加えると大爆発を起こすというものです。どちらかというマルチプレイ向きの弾で、仲間と強力してこそ真価を発揮すると言えるでしょう。僕が唯一あんまり使えない武器がライトボウガンなのでこの辺で許してください。

ヘビィボウガン

ライトがあるならヘビィもあります。高火力、低機動力のボウガンです。中折れする銃身からの弾丸の嵐。根強い固定ファンも多い武器となっています。前述のライトボウガンと同じく操作がTPS寄りになっており、速度が遅いながらも歩き撃ちが可能です。これはライトにも共通していることなのですが、今作では扱う弾によってボウガンのアクションが変化します。通常弾や貫通弾は歩き撃ちが可能なのとは対照的に、拡散弾等は迫撃砲のように山なりの軌道で発射します。その他、歩きリロードの可否なんかも弾によって違いますので多くの知識が求められそうです。

ライトと同じく、特殊弾もあります。『機関竜弾』は所謂マシンガン。再使用にはクールタイムが必要ですが、全弾弱点に命中させるとかなりのダメージを叩き出せます。βテスト版では唯一二種類の武器が用意されているのがヘビィボウガンでもう一方の銃では『狙撃竜弾』という特殊弾を扱えました。装填すると匍匐の姿勢をとり、高火力の貫通弾を放つというもの。多分威力高いです。

また、今回は剣士とガンナーで防具が共通で、武器ごとに防御力の補正がかかる仕組みみたいです。

最後に紹介するのは、MH2で初登場した3番目の遠距離武器、弓です。ビンを装填することで矢に様々な効果をつけることができる仕様は健在。シンプルかつスピーディーな操作感で沢山の人に愛されています。

今作ではガンナー武器の例に漏れず大幅な改修が施されており、弓に関しては完全ににわかな僕は慣れるまでかなり時間がかかりました。曲射と剛射を同じ弓で同時に扱えるようになった他、溜め撃ちした後に出せる特殊な回避は溜め段階を瞬時に最大にした状態を作り出すことが可能。大きな追加技は『竜の一矢』。矢を持って地面を滑らせる予備動作を取った後長めに弓を引き絞り、渾身の一撃を放つというもの。地味めな射撃を繰り返してダメージをとっていた弓にとって、必殺技とも言えるこの技は画期的。威力のほうも申し分なく、的確にこの技を狙っていくのが、今作の立ち回りの肝になりそう。また、βテスト版では武器ごとの矢タイプ(連射、拡散、貫通等)が存在しませんでした。製品版でどうなっているのかは気になるところ。

 双剣でも触れましたが、強走薬の仕様変更の煽りを最も受けると言える武器。これは弓使いの腕が問われそうです(他人事)。

 

 

武器の紹介は以上となります。いかがでしたか?

一気に読むと、多武器使いと言いながら好きな武器とそうでもない武器がハッキリ見えてくる気がしますが、ご愛嬌。

色んな武器を使っていた関係上、把握しきれていない情報も多々あると思うので、ここ違うよ!とかこういうのあるよ!みたいな情報はコメかTwitterまでヨロシクお願いします。